SP24と1/32ドリフトシャシー2013年11月05日 01:51

連休も終わりましたねぇ・・・

さて、先日紹介した1/24用簡易シャシー”SP24”。 ほぼ最終版な試作が完成し、シェイクダウンも行いました。

コンセプトは既存のSP32と同様で、ほぼ同じ構造(寸法は異なります)です。
大きく違うのは1/24スケールの場合、ホイールベース使用範囲が広い為、SP32の20mmアジャストでは不足
しますから、リヤユニット側の20mmアジャストする構造です。これにより90~130mmを実現。
写真は前後とも半分以上伸ばした状態で、オプションのフレーム補強プレートを装着した状態です。

細かなところでは、ガイドホルダーが3段階の長さ調整になっており、車軸高さ調整はSP32と同じ手法で、
20~28mmまでを0.5mm単位(タイヤ径だと1mm単位)で段階調整になっています。
ギヤは、無段階アジャストですと、樹脂シャシーでは問題があることがわかっているので、固定寸法にしています。
写真はインチバージョンで、SP32と同じ、12:35Tの寸法(14Tなら33Tの組み合わせ)。
3mm使用では、12:40T寸法になります。
ダウンフォースマグネットの構造もSP32と同じですが、マグネットとストッパーはオプションになり、基本はノーマグです。
サイドマウントはナローとオプションのワイドがあります。

写真ではポインターモーターに27mmのタイヤを履いています。



次に初お披露目のシャシー。

こちらは1/32スケール。とはいっても、A社のイニシャルDシリーズ専用シャシーです。要は元バクシード系ですね。
随分狭いカテゴリーという感じですが、イニシャルDということで、ノーマグ・自動ステア・アンダーステア機構になっていて、
ドリフトがし易く、カウンター時にフロントタイヤがステアする”雰囲気”を楽しむものです。
なぜ、A社?というと、元バクシード系ということで、全車共通寸法ですので、異なる車幅やホイールベースに対応する
為のアジャスト機構を設ける必要が無く、ステア機構などを設けるスペースが得られるということです。

また、キットは当然ながら元モーターライズということで、走行タイヤやギヤなどが入っており、それをできるだけ
流用すれば、かなり安価で遊べるアイテムになります。


写真はAE86のハブ・タイヤを履いています。前後のアクスルシャフトやスパーギヤもキット付属のものです。

フロント周り。 走り出すと進行方向に追従して前輪がステアします。
ガイドはホルダーごと左右にスウィングして、コーナーでフロントが逃げてアンダー気味になって、急激な向き換えが
起きずにカウンターが当て易い機構になっています。
ホイール(タイヤとハブ)はキットのものをそのまま同じ方法で取り付けます(フロントアクスルのシャフトネジもキット
のものをそのまま使用)。
ガイドはZinkRacingのS1ですが、当然Flyなども取り付けられます。

リヤ周り。 モーターマウントはSP-R缶タイプで、こちらもSP32と同様。H&RのHawk・JackRabbitやSclaextric・Flyの
SP缶が使えます。アクスルはキットのもので、ミニ四駆の様な六角断面。ですので、車軸にはジュラコンブッシュを使い
磨耗時にはそれだけ交換できます(シャシーに付属します)。
スパーギヤもキットの”大”サイズの方をそのまま使用します(これは30Tですね!)。
ピニオンギヤは市販のM0.5モジュール14Tで噛み合いが合う距離になっています。
フロント同様、ホイールもキットのものをそのまま使い、はめ込んであるだけです。
キットのタイヤは走行用とはいえ、かなりローグリップですので、ドリフトには適当と思います。

ちなみに普通の走行にも使える様に、ダウンフォースマグネットが付けられる構造(オプション)とステアとスウィングガイドの
固定穴が設けられています。

マウントはSP32と共通です。

現在、ボディー塗装中で、完成見本写真は次回のお楽しみ。

SP24は12月。32ドリフト(多分DT32と命名)は今月中に販売予定です。
11/23にはOilyBoyで、試作による走行会と模擬レースを開催予定です。